【Substance Designer】インターフェイスの解説

Substance 3D Designer

Substance Designerは複数のウィンドウを駆使して製作するツールです。

ここでは、Substance Designerを起動して最初に表示されるインターフェース及び、表示されているウィンドウについて解説をします。

Substance Designerのメインインターフェース

①メインツールバー

ファイルや各ウィンドウやツール管理を行うメニュー欄です。

  • ファイル:新規グラフの作成及び保存、すべてのコンテンツをリロード、アプリの終了等を行う
  • 編集:元に戻す及びやり直し、環境設定等を行う
  • ツール:レンダリングキャンセル、エンジンを一時停止・切り替えを行う
        プラグインマネージャーにアクセスもできる
  • ウィンドウ:各種ウィンドウを管理できます。ユーザーインターフェースのリセットも行える
  • ヘルプ:Designer のドキュメント、チュートリアル、リリースノートなどにアクセスできる

便利な以下のクイックアクセスボタンも使用できます。

  • 新規Substanceグラフ
  • 新規MDLグラフ
  • パッケージを開く
  • 保存
  • 元に戻す
  • やり直す

②エクスプローラー

パッケージ及びリソースの管理を行います。
また、クイックアクセスボタンから保存・転送未使用ノードの削除等行えます。

パッケージ又はリソースを選択し右クリックで表示される各種項目から編集もできます。

複数のパッケージ編集を行える他、パッケージ又はリソースを選択した後にプロパティウィンドウで詳細な設定も行えます。

エクスプローラーウィンドウは複数表示することもできます。
メインツールバーのウィンドウ>新規エクスプローラーからウィンドウを開くことができます。

③グラフ

ノードの作成および編集をするウィンドウです。
一番操作する時間が長い作業時のメインウィンドウです。

メニュー欄にはグラフツールバーがあり、グラフやノードを編集する際に使うツールが格納されています。色付きボタンはノード、そのほかはツールボタンです。

グラフツールバーには、大きく分けて3種類のバーが存在します。

メインツールバー

以下のよく使われるツールが格納されています。左から以下の順番で並んでいます。

  • フォーカス:選択した部分をビューに表示。選択していないと全体が表示。「F」キーと同じ。
  • ズームをリセット:ズームをリセット。「Z」キーと同じ。
  • スクリーンショット:グラフ全体の画像を保存。ファイル名と保存先を指定できる。
  • 情報:コネクタ名、ノードバッジ、ノードサイズ、ノードタイムの表示切り替え。
  • 検索:グラフ内のノードとパラメーターの検索。
  • フローをハイライト表示:選択項目に接続されているノードを明確にする。
  • ノードツールバー:ノードツールバーの表示切り替え。
  • 親ツールバー:親ツールバーの表示切り替え。
  • リンク作成モード:リンクモード(標準、マテリアル、コンパクトマテリアル)切り替え。
             「1」「2」「3」キーと同じ。
  • 長方形リンク:リンクの表示切り替え。カーブか角状かを選択できる
  • タイミング制御:タイミング表示をリセットする。
            情報ドロップダウンで「ノードタイミング」が有効の場合にのみ関係する。
  • ツール:スクリーン(未使用ノードの除去)
        出力書き出し(書き出しダイアログボックス表示しビットマップファイルを書き出す)
        出力を再度書き出し(ダイアログ表示せず書き出す)
        PSD エクスポータ(PSD エクスポーターパネルを開く)
  • サムネールツールバー:ツールバーのサムネールオプションドロップダウンの表示を切り替え
  • 未使用ノードを削除:未使用ノードの除去
  • 整列ツール:ツールバーの整列ツールの表示を切り替え

ノードツールバー

ノード各種が格納されています。クリックすることでグラフに追加できます。
ノードの詳細については別ページにて解説します。

親ツールバー及び整列ツール

親のサイズにて解像度を操作できます。
整列ツールにてグラフ内ノードをグリッド上で整列整頓できます。

④ライブラリ 

Substance Designerにデフォルトで実装されている全てのコンテンツの一覧です。
グラフビューにドラッグすることで任意のノードを追加することができます。
またグラフビュー上でスペースキーを押すと同じくノード一覧を検索表示できます。

またライブラリにはお気に入り項目も存在します。
頻繁に使うノードはお気に入り欄に格納して管理整頓することができます。

⑤ 3D ビュー 

マテリアルの最終的な結果の3Dプレビューが表示されます。

グラフビューの空いているスペースで右クリック>3D ビューで出力を表示で3Dビューに表示できる他、ノードを右クリック>3D ビューで表示から個別で3Dビューに表示することもできます。

3Dビューの操作方法は以下の通りです。

  • マウス左ボタンでドラッグ:ビューの回転
  • マウス中央ボタンでドラッグ:ビューをパン
  • マウス右ボタンでドラッグ:ズームインorズームアウト
  • 「F」キー:カメラフォーカスを中央へ戻す
  • 「Ctrl」+「Shift」+マウス右ボタン:環境光の回転

また3Dビューの上部と左側のメニュー欄には、以下のボタンが表示されています。

上部メニュー欄

  • シーン:3Dビューのメッシュ形状変更やビューポートの設定環境の保存やロードを行う。
        ※カスタムメッシュを表示する際は、エクスプローラーパネルでダブルクリックする。
  • マテリアル:使用するシェーダーとパラメーター設定。UV タイリング、高さディスプレイスメント、PBR 以外のレンダリングなどのオプションを設定できる。
  • ライト:初期バージョンメニューの名残。古いファイル編集時のみ活用する。
  • カメラ:カメラ切り替え及びレンダリングキャプチャの保存、ポストプロセス設定が可能。
  • 環境:環境光源の設定変更。
  • 表示:ワイヤーフレームや解像度などビューの表示設定が可能。
  • レンダラー:リアルタイム OpenGLレンダリングから GPU アクセラレーション対応の Iray レイトレーシングに変更できる。レンダラーとして Iray を選択すると、より多くの Iray オプションが使用可能。

左側メニュー欄

上から、カメラ、ライト、背景の表示有無、表示設定の順に並んでいます。
一番下のボタンからは、シーンブラウザーの一覧を閲覧できます。

⑥2D ビュー

グラフ内ノードをダブルクリックすることでそのノードが2D画像として出力表示されます。2Dビューの上下のメニュー欄には、以下のボタンが表示されています。

上部メニュー欄

左から順に以下のボタンが表示されています。

  • 背景画像:透明ピクセルを判断するための背景画像設定。
  • ビューを保存:2Dビューの画像をビットマップファイルに保存する。
  • クリップボードにコピー:2Dビューの画像をクリップボードにコピーする。
  • 出力を選ぶ:ノードの出力を切り替え。
  • UVセットの選択: 表示する UV チャンネルの選択。3Dビュー>シーン>2D ビューでUV を表示にチェックが入っていると選択できるようになる。
  • 画像情報:カーソルを合わせたピクセルの色や座標情報が表示される。
  • ヒストグラム:プレビューのヒストグラム分析を示すパネルが開く。

下部メニュー欄

左から順に以下のボタンが表示されています。

  • チャンネルを表示: R、G、B 各チャンネルのオン/オフ切り替え。
  • 透明表示:透明ピクセル表示を黒とチェッカーとで切り替える。
  • グレースケール/カラー切り替え:ビュー表示のカラーとグレースケールの切り替え。
  • sRGB 切り替え:sRGB カラースペース表示のオン/オフ切り替え。
  • 繰り返しタイリング:2Dビューで画像をタイル表示する。
              タイリングのアーティファクトを簡単に見つけることができる。
  • 物理サイズを使用:プレビュー表示での物理サイズ情報を切り替える。
  • フォーカス:画像をビューに表示。「F」キーと同じ。
  • ズームをリセット:ズームをリセット。「Z」キーと同じ。
  • ズーム比率:2Dビューの画像のズーム比率設定。
  • ズームロック:ズーム比率をロックする設定。

⑦プロパティ

選択したリソースまたはノードの各種パラメーター設定が行えます。
項目の内容は、選択するリソースによって異なります。

表示される主なカテゴリは以下の通りです。

  • ベースパラメーター:常にカテゴリ。グラフの解像度とセットアップに関連する以下のような主要パラメーターを変更できます。
    ・出力サイズ:解像度の設定。
    ・出力形式:出力形式や精度の設定。
    ・タイリングモード:画像の境界処理の設定。タイリング等の設定。
    ・ランダムシード:ランダム固定値。
  • 属性:グラフやノード関連のメタデータが含まれる。
  • 入力パラメーター:グラフでのみ表示され、すべてのパラメーターが表示される。
  • インスタンス/特定のパラメーター:ノードでのみ表示され、ノードの固有設定を調整可能。
  • 入力:グラフのみで表示され、すべての入力ノードまたはパラメータが一覧表示され、名前とプロパティを設定できる。
  • 入力値:グラフノードでのみ表示され、ノードに入力値を追加できる。
  • 出力:グラフでのみ表示され、出力ノードが一覧表示され、名前とプロパティ設定ができる。

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