Substance Designerは、ノードベースのTexture生成ツールです。
各ノードを繋ぎつつ、素材のトランスフォームや質感等のパラメーターを操作することで、短時間で簡単に無数のTexture素材を制作できます。
ここでは、Substance DesignerでTexture素材を作る際の基本的な操作方法を解説します。
グラフの操作方法
ノードの編集は【グラフ】内で行い、各種パラメーターの設定は【プロパティ】で行います。
グラフ内の基本的な操作方法は以下の通りです。
- ズームイン/ズームアウト:中ボタンホイールorAlt+右クリックドラッグ
- パン:中ボタンドラッグorCtrl+右クリック
- ノード移動:右クリックドラッグ
- ノード接続:ノード入力スロットと出力スロット間をドラッグ
- ノードのコピー&ペースト:Ctrl+CとCtrl+V
- ノードの複製:Ctrl+D
- ノードの再リンクなしで複製:Ctrl+Shift+D
- ノードをリンクごと削除:Delete キー
- ノードをリンク保持して削除:Backspaceキー
- ノードリンクの移動:スロットからスロットへShift+左クリックドラッグ
- ノードリンクの複製:スロットからスロットへCtrl+左クリックドラッグ
- リンクの削除:Alt+スロット左クリック
- リンクの間にドットノード作成:リンク上でAlt+左クリック
ノードの配置&編集
ノードの配置は、以下の4つの方法のいずれかで行えます。
- グラフの上部に配置されているグラフツールバー内のノードアイコンからドラッグで配置します。グラフツールバーで使用できるのは、アトミックノードのみです。
- グラフビュー上でスペースキーorTabキーショートカットでノードメニューを検索表示できます。ノードメニューからは、すべてのアトミックノード、グラフ項目、ライブラリノードにアクセスできます。また任意のノードを選択した状態でノードメニューを開くと、正しく接続できるノードのみがフィルタリングされます。
- 右クリック>ノードを追加を選択しアトミックノードを配置します。
- ライブラリウィンドウからノードをドラッグして配置します。
グラフ上でノードをつなぎ、ノードの内容をプロパティで編集し、2D/3Dビューで結果を確認しながら作成していきます。
グラフの空いているスペースで右クリック>3D ビューで出力を表示で3Dビューに結果表示できる他、ノードを右クリック>3D ビューで表示から個別で3Dビューに表示することもできます。
Textureとマテリアルの書き出し方
アセットの書き出し方法は、書き出し後の使用目的に応じて異なります。
Substance アーカイブ(SBSAR)
Substance アーカイブ(SBSAR)はSBSAR形式で出力する方法で、パラメーターのカスタマイズや生成画像の解像度調整も可能です。Substance アーカイブの出力方法を『公開』と呼びます。
Substance アーカイブはグラフではなくパッケージを公開するため、パッケージ内すべてのグラフが含まれます。
手順は以下の通りです。
①substanceデータを保存します。
②エクスプローラー>パッケージを右クリックし、「.sbsar ファイルを公開」をクリックします。
③以下のようなポップアップが表示されたら、ファイルパスとアーカイブ圧縮を設定し、「公開」をクリックして完了です。

ビットマップ
グラフ出力の書き出す時点での解像度や設定機能が固定されて出力されます。出力ノードにて書き出すことができるビットマップを設定します。テクスチャーの書き出し等がこの方法に当たります。
手順は以下の通りです。
①グラフツールバーの親のサイズにて解像度を設定します。

②エクスプローラーのグラフを右クリック>出力をエクスポートをクリックします。
またはグラフ上部のメインツールバーのツールボタンをクリックし、出力をエクスポートをクリックします。
③エクスポート出力の設定を行います。

- 保存先:保存する場所を設定します。
- 形式:出力するファイル形式を設定します。
- パターン:ファイル名を生成する方法を設定します。下のプレビューで確認できます。
- 出力:グラフ内の出力ノードと出力グループのON/OFF設定です。
- 出力の変更時に自動的エクスポート:変更されるたびに再出力されます。ただし、システムリソースを多く使用したり、Designerの挙動が遅くなる可能性があります。
パッチタブでは、出力サイズの変更が可能です。
④エクスポートを開始をクリックし出力完了です。
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